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これからの生物製剤に求められるものは?

近年、関節リウマチの治療に生物学的製剤といわれる抗TNF製剤を含む抗リウマチ薬(DMARDs)が当たり前に用いられるようになっています。

2008年の欧州リウマチ学会(EULAR)で「抗TNF製剤を超えて:新規生物製剤」と題した発表がありました。現在の生物学的製剤の問題点として以下が指摘されています。

  • 抗TNF療法で効果がみられない患者が全体の30%程度存在する。
  • 治療開始時には高い効果を発揮していた抗TNF療法も、長期間使うと効果が薄れてくる。
  • 1剤目の抗TNF療法で効果が減弱し、別の抗TNF療法に切り替えた場合、その後、効果が弱まる。「3次的な効果減弱」(tertiary loss of response)
  • 生物薬剤の価格が高く、誰もが簡単に使えない。

TNF受容体はTNFと結合すると3量体を形成し、下流にシグナルを伝える。理論的には、そのシグナルを止められれば、関節リウマチ、SLE、強皮症などの膠原病、自己免疫疾患の治療につながることになります。

それを狙って作られた抗TNF受容体抗体は、TNF受容体と結合して、シグナル伝達を止めるはずが、TNFと同じ働きをして、逆にシグナル伝達を誘発してしまいます。

過剰な免疫を抑えるが、もともと宿主に備わっている免疫機構は叩かないような作用機序を持つ薬剤、例えば、TNF受容体2型(TNFR2)を狙った生物製剤などが想定されています。当研究所のサイトカイン(コラーゲン溶解)ブロック療法は、過剰な免疫を抑えるが、もともと宿主に備わっている免疫機構は叩かないように自然の栄養素で開発されたものなのです。


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